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2007年(MBC)16話
脚本:イ・ギョンヒ
演出:イ・ジェドン

主な登場人物・キャスト

チャン・ヒョク ミン・ギソ 外科医
コン・ヒョジン イ・ヨンシン シングルマザー
ソ・シネ イ・ボム ヨンシンの娘
シン・ソンロク チェ・ソッキョン ヨンシンの初恋の人
チェ・ガンヒ チャ・ジミン ギソの恋人で医師

あらすじ

外科医のギソ(チャン・ヒョク)は、医師で末期ガンの恋人ジミン(チェ・ガンヒ)の手術を担当するが、救うことができずに落ち込んでいた。ジミンは最期に医療ミスでHIVに感染した子供に謝罪するためにその子が住む島に向かうが、途中で亡くなってしまう。

医師を辞めたギソは、ジミンの「代わりに謝ってほしい」との遺志を胸に島に行き、そこで、HIV感染した8歳の女の子ボムと認知症の祖父を抱えるシングルマザー、ヨンシン(コン・ヒョジン)と出会い、家の離れで居候をすることになる。

島のエリートと期待されるソクヒョン(シン・ソンロク)は、実はボムの父親だったが、ヨンシンを捨て、ボムがソクヒョンの子ということを明かさずに生きていた。

ある日、ボムの病名が村に知れて、病気への偏見で、ボムをはじめヨンシン一家はいじめられる。ボムを守ろうとするギソとソクヒョン。二人の男は、次第にヨンシンにひかれていき、変わっていく。

感想

天使のような女の子ボムのあどけなさ、そして、HIVへの島の人達の偏見からボムを守ろうとする二人の男の思い、また、認知症のおじいさんの最期の、島の人達に感謝の心を表す行動にに心温まります。

HIV感染を持っていることについて「背の高い人がいるように、指が短い人がいるように、他の人と少し『違う』だけ」という言葉が胸に残りました。穏やかなストーリーの中に込められた数々のメッセージを感じます。家族のぬくもり、人と人との触れ合い、現代社会の様々な囚われから開放されて純粋に生きるということ・・・などなど、普段忘れている心の奥底にあるものを呼び覚ましてくれます。

私の好きな「サンドゥ、学校へ行こう」「ごめん、愛してる」「このろくでなしの愛」この3作品も手がけた脚本家イ・ギョンヒの作品ということで、やはり、私はこの脚本家が好きなようです。大切なものについて心の奥に訴えかけてもらえました。

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