がんばれ、ミスターキム!

3.5

2012-2013年(KBS)124話
演出:ホン・ソック/キム・ジョンヨン
脚本:チョ・ジョンジュ

mrkim

主な登場人物・キャスト

キム・ドンワン キム・テピョン 家事手伝い業
ワン・ジヘ イ・ウギョン 中学校教師でヒーリングフード会長の娘
チェ・ジョンユン チョン・ジヨン ウギョンの同僚の養護教師
ヤン・ジヌ ペク・ゴヌク ヒーリングウォーターの代表
カン・ソンミン イ・ホギョン ウギョンの兄、車いすの生活

全体のあらすじ

ハウスクリーニング業をして働くテピョン(キム・ドンワン)は、生みの母に捨てられたという悲しい過去を背負いながらも明るく懸命に生きていた。テピョンは、亡くなった兄の娘のヒレ、小児ぜんそくを持つ女の子ソンア、脱北青年のチョルリョンを引き取り、幼なじみのジヨン(チェ・ジョンユン)の父の計らいにより、ジヨン一家が暮らす家の2階に住まわせてもらい、3人の子どもの父親代わりを務めながら暮らすことになる。

テピョンは、ジヨンの紹介で、ヒレの中学の教師のウギョン(ワン・ジヘ)の家でお手伝いさんとして働くことになる。ウギョンは、不渡りを出した父と生き別れた男子生徒の面倒を見ていたが、やがてその子も、テピョンが引き取ることになり、4人の子持ちになる。テピョンは一時、幼なじみのジヨンとつきあうが、気持ちのすれ違いで別れることになる。

一方、テピョンが働く家の娘でヒレの先生のウギョンにはゴヌク(ヤン・ジヌ)という恋人がいるが、トラブル続きで、ウギョンは彼を信頼できなくなっていく。と同時に、次第にテピョンに対して友人以上の感情を抱くようになっていき…。しかし、お嬢様とお手伝いさんという立場の二人の恋愛は周囲に認められるわけはなく…。

感想

心温まる爽やかなドラマでした。
不幸な生い立ちを背負いながら、独身でありながら4人の子どもを育てるミスターキム。その真っ直ぐで前向きなこころざしに心打たれます。そして、子どもたちも血の繋がらない家族でありながら、お互いを思いやる心を身に着けていきます。

後半、ミスターキムが次々と辛い弊害に立ち向かうことになり、泣かされます。ミスターキムに接した人々が彼の真っ直ぐな姿勢に感化を受けて心を改めていくのが素敵でした。ゴヌクだけは、最初は爽やかだったのに嫉妬のためだんだんと嫌な男になっていきましたが…。

メインとなるミスターキムと先生の恋愛の行方と並行して、車いすの生活をする先生のお兄さんが子どもたちと接することによって心を開いていく様子も見どころです。

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