私の心が聞こえる?

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2011年(MBC)30話
演出:キム・サンホ
脚本:ムン・ヒジョン

主な登場人物・キャスト

キム・ジェウォン チャ・ドンジュ ウギョングループ会長の孫、聴覚障害
ファン・ジョンウム ボン・ウリ 聴覚障害と知的障害の両親を持つ女の子
ナム・グンミン ボン・マル=チャン・ジュナ ウリの兄、 医師、ドンジュを支える
コ・ジュニ カン・ミンス ドンジュとジュナのアメリカ時代の友人
イ・ギュハン イ・スンチョル ウリの幼なじみで家族ぐるみの付き合い
チョン・ボソク ポン・ヨンギュ マルの義父、知的障害

全体のあらすじ

明るくいつも元気な少女ウリ。聴覚障害をもつ母ミスクと、近所に住む知的障害をもち優しい心をもつヨンギュとの結婚が決まり、ウリは喜ぶ。

ウリは、ヨンギュの息子である秀才の中学生マル兄さんのことが大好きだ。マルは実はヨンギュの妹の子供なのだが、ヨンギュの息子として育てられていた。マルは障害をもつ父親と貧しい家庭を疎ましく思っていた。自分がいる場所はここではないと…。

そんなある日、ウギョン財閥の孫ドンジュが両親と共にマルの学校にやってきて、ウリとドンジュは出会い、仲良くなる。

しかし、そんな時、悲劇が起こる。ウギョン財閥の社長の座を狙うドンジュの父が、会長を密かに殺害。たまたまその現場を目撃してしまったドンジュは2階から転落して、頭を打ち、耳が聞こえなくなってしまう。さらに同じ時、ウギョンの工場で火事が起こり、工場で働いていたウリの母ミスクは亡くなってしまう。

マルは、ウギョン財閥の娘でドンジュの母の元に助けを求めに行くが、マルの出生の秘密を知るドンジュの母は、ある企みのため、マルに自分の息子になるように言う。マルは貧しい家を離れ、ドンジュの兄のような存在として暮らすようになる。

15年の年月が経ち、ドンジュ(キム・ジェウォン)はアメリカで読唇術を身につけ、また、マルはジュナ(ナム・グンミン)と名乗り、医師となって韓国に帰ってくる。ウリ(ファン・ジョンウム)と義父ヨンギュは、火事の日から行方不明になってしまったマルを探し続けていた。

感想

笑えて泣けて感動させられる、素敵なドラマです。貧しいながらも暖かい家庭。血は繋がっていなくてもお互いに支え合って暮らす家族。家庭とは?家族とは?ということを今一度考えさせられます。「毎日一緒にご飯を食べるのが家族なんだよ」というウリの言葉が心に残ります。

ドンジュとジュナの、深いところで結ばれていながら対立する様子、ジュナのウリや家族への想い、祖母のマルへの想い。ストーリーの中に感動ポイントがいっぱいちりばめられています。

ドンジュを演じるキム・ジェウォン、ジュナを演じるナム・グンミン、この二人、好きな俳優なんですが、二人の息が合っていて演技がとても良かったです。ウリを演じるファン・ジョンウムも、他の出演作とはずいぶん違った印象で、素朴な女の子を好演していました。

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